七回忌の服装選び|マナーから季節別コーディネートまで

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2025/03/01
七回忌の服装選び|マナーから季節別コーディネートまで

夫や親族が亡くなり、七回忌を執り行う立場になったとき、服装選びには悩むものです。そもそも七回忌とは何か、どのような服装が適切なのか、季節やTPOに合わせてどう装えばよいのかなど、わからないことが多いでしょう。この記事では、七回忌の服装マナーについて、基本的な規定から、男女別・年齢別の装いのポイント、NGとされる服装、小物選びの注意点まで幅広く解説します。七回忌に相応しい服装を選ぶことで、故人への敬意と感謝の気持ちを表すことができるはずです。

七回忌の服装マナー

七回忌に参列する際の服装選びは、故人への敬意と礼儀を表すために重要です。基本的なマナーを踏まえつつ、季節や年齢に合わせた服装を選ぶことで、故人を偲ぶ会に相応しい身なりで臨むことができるでしょう。ここでは、七回忌の服装について、基本的な規定からTPOに合わせたコーディネートまで詳しく解説します。

七回忌とは何か

七回忌とは、故人の死後満6年目に行われる法要のことです。

七回忌には、故人を偲び、冥福を祈るために親族や近しい人が集います。七回忌より服装は軽装となり平服を着用して参列するのが一般的です。また、子供からお年寄りまで幅広い年齢の方が集まるため、それぞれの年代に合った服装選びが求められます。

基本的な服装規定

七回忌の服装は、基本的に黒や紺など暗めの色を選び、華美な装飾は避けるのがマナーです。季節に合わせて素材を選ぶことも大切ですが、あくまでも質素で清潔感のある身なりを心がけましょう。

男性の場合は、ダークスーツに白シャツ、黒のネクタイを合わせるのが無難です。女性の場合は、黒や紺のワンピースやスーツを選び、露出は控えめにします。アクセサリーはパールなどシンプルなものにとどめ、派手な装飾品は避けましょう。

男性の服装マナー

男性の七回忌の服装は、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

項目ポイント
スーツ・黒や濃紺のダークスーツを選ぶ
・光沢控えめの素材で、シンプルなデザイン
・適度にゆとりのあるサイズ感
シャツ・ネクタイ・シャツは白の無地、長袖を選ぶ
・ネクタイは黒やグレーの無地、光沢控えめの素材
・シャツの襟型はレギュラーカラーが無難
・黒の革靴、ストレートチップがおすすめ
・清潔に磨いておく

小物類も黒を基調とし、シンプルで品のあるものを選びます。ワイシャツの襟元から覗く肌着も白無地のものを着用しましょう。

女性の服装マナー

女性の七回忌の服装は、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

項目ポイント
ワンピース・スーツ・黒や紺などダークカラーを選ぶ
・膝下丈で、露出は最小限に
・シンプルなデザイン
靴・ストッキング・パンプスは黒、ヒールは控えめ
・ストッキングは季節に合わせて選ぶ
・装飾のないシンプルなデザイン
バッグ・アクセサリー・バッグは黒を基調としシンプルなもの
・パールのネックレスは一連まで
・指輪は目立たないデザインで2個まで

メイクは薄めでナチュラル、清潔感を重視します。ファンデーションや口紅、マニキュアなどは落ち着いた色を選びましょう。

夏場は薄手のストッキングを、冬場はコートの着脱がしやすいものを選ぶなど、季節に合わせた素材選びも大切です。ただし、厚手のタイツやファーのついたコートは避けた方が無難でしょう。

年齢別の服装基準

七回忌では、子供からお年寄りまで幅広い年代の方が参列します。それぞれの年代に合った服装選びをすることで、故人への敬意を表すことができるでしょう。

小学生以下の子供の場合は、黒や紺を基調としたシンプルな洋服を選びます。動きやすさと清潔感を重視しつつ、装飾は最小限に抑えましょう。

中高生の場合、制服がある場合はそれを着用します。ない場合は黒や紺のフォーマルな装いを心がけ、アクセサリー類は控えめにします。靴は革靴やローファーなどを選び、汚れのないよう気をつけましょう。

大学生以上は、基本的に成人と同じ服装規定に従います。社会人としてふさわしい質素な装いを心がけ、品格のある身なりで臨むのがマナーです。

高齢の方は、体調や動きやすさに配慮しつつ、品のある服装を選びましょう。装飾品は最小限にとどめ、楽な靴を履くのも良いでしょう。

七回忌の服装選びのポイント

七回忌に参列する際の服装は、故人に対する敬意と礼儀を表すために重要なポイントがいくつかあります。季節や体型、TPOに合わせて適切な服装を選ぶことで、故人を偲ぶ場にふさわしい身なりで臨むことができるでしょう。ここでは、七回忌の服装選びのポイントについて詳しく解説します。

季節に合わせた服装選び

七回忌が行われる季節に合わせて、適切な素材やデザインの服装を選ぶことが大切です。夏場は通気性の良い薄手の素材を選び、冬場は防寒性の高い素材を選ぶようにしましょう。ただし、夏でも半袖やノースリーブは避け、冬でも厚手のコートや毛皮の装飾品は控えめにするのがマナーです。

季節に合わせたコーディネートの例:

季節服装の例
春・秋・ダークスーツ(男性)
・ワンピースやスーツ(女性)
・薄手のストール
・ダークスーツ(男性)
・ワンピースやスーツ(女性)
・麻や綿素材
・ダークスーツ(男性)
・ワンピースやスーツ(女性)
・カシミヤやウール素材のコート
・防寒対策し露出控える

体型に合った服装選び

参列者の体型に合った服装を選ぶことも大切なポイントです。ゆとりのあるサイズ感で、窮屈さを感じないようにしましょう。かといって、だぼだぼの服装は失礼にあたるため避けます。

男性は、ジャケットの肩幅やウエスト、パンツの丈などに注意しましょう。女性は、ワンピースやスーツの丈やフィット感を確認することが大切です。体型を考慮した上で、品格のある装いを心がけるのがポイントです。

バッグ・靴・アクセサリーの選び方

服装だけでなく、バッグや靴、アクセサリーも七回忌の装いを構成する重要なアイテムです。黒を基調とし、シンプルで質素なデザインのものを選ぶのがマナーです。

バッグは、布製や革製のシンプルなデザインのものがおすすめです。靴は、革靴を基本とし、クリーニングを済ませておきましょう。アクセサリーは、パールなど上品で控えめなものを身につけ、派手な装飾は避けます。

ただし、TPOに合わせて多少の融通は利くものです。故人を偲び、礼節を尽くせる範囲で、自分なりの装いを考えてみるのも良いでしょう。

七回忌の服装NGマナー

七回忌に参列する際は、故人への敬意を表すために適切な服装マナーを守ることが大切です。ここでは、七回忌の服装として避けるべきNGマナーについて解説します。

華美な装飾は避ける

七回忌の服装は、質素さと節度が求められます。派手な色や柄、華美な装飾が施された服装は避けましょう。男性はシンプルなダークスーツ、女性は黒やネイビーのワンピースやスーツを選ぶのが無難です。

アクセサリーも同様に、パールなど上品なものを最小限にとどめます。派手なネックレスやイヤリング、ラインストーンなどが施された小物は控えめにしましょう。地味になりすぎる必要はありませんが、故人を偲ぶ場にふさわしい、品のある装いを心がけることが大切です。

露出の多い服装は避ける

七回忌では、肌の露出は最小限に抑えるのがマナーです。ノースリーブやミニ丈、胸元の開いた服装は不適切とされています。

女性は、膝丈以下のワンピースやスカート、袖のある上着を選ぶのがおすすめです。ストッキングも、素肌が透けない程度の厚さのものを選びましょう。男性も、半袖シャツは避け、長袖の白シャツを着用します。皮膚の露出を控えめにすることで、故人への敬意を表すことができるでしょう。

香水などの香りづけは避ける

お香や線香の香りが漂う中で行われる七回忌では、参列者が強い香りをまとうことは適切ではありません。香水やコロンなどは控えめにし、柔軟剤などの香りづけも最小限にとどめましょう。

お線香の香りは、故人を偲び、冥福を祈る大切なものです。参列者の香りがそれを阻害することのないよう、無香料の基礎化粧品やシャンプーの使用をおすすめします。身支度の際は、周囲への配慮を忘れずに行動しましょう。

七回忌の小物選びのマナーと注意点

七回忌に参列する際は、服装だけでなく小物の選び方にも気をつける必要があります。ここでは、香典袋や数珠、お供え物、喪服用バッグの選び方とマナーについて詳しく解説します。故人への敬意を表しつつ、TPOに合った小物選びを心がけましょう。

香典袋の選び方とマナー

香典袋は、水引が結び切りになったものを選ぶのがマナーです。表書きは「御香典」と丁寧に記入し、字体は楷書が一般的です。

香典の金額は、1万円〜3万円程度が目安ですが、地域性や故人との関係性によって異なります。奇数の金額にするのがよいとされ、新札を折らずに入れるのが慣習です。

香典袋の選び方のポイント:

  • 水引は結び切りのもの
  • 表書きは「御香典」と丁寧に記入
  • 字体は楷書が一般的
  • 香典の金額は奇数にする

数珠の選び方とマナー

七回忌では、参列者が数珠を手にして焼香を行います。数珠は黒や茶色の素材で、シンプルなデザインのものがおすすめです。

宗派によって数珠の形状や素材が異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。持参時は数珠入れを使用します。

数珠の選び方のポイント:

  • 黒や茶色の素材
  • シンプルなデザイン
  • 宗派に合った形状や素材
  • 布製の数珠入れに収める

お供え物の選び方とマナー

お供え物は、故人の好物や季節の果物、お菓子などを選ぶのが一般的です。ゼリー類や上質な缶詰、高級茶葉などの長期保存可能なものがおすすめです。

避けるべきお供え物としては、生ものや肉類、強い匂いのするもの、腐敗しやすいものなどが挙げられます。またお供え物は、前日までに用意し、当日は目立たない場所に置くのがマナーです。

お供え物の選び方のポイント:

  • 故人の好物や季節の果物、お菓子
  • ゼリー類や上質な缶詰、高級茶葉など
  • 生もの、肉類、強い匂いのするもの、腐敗しやすいものは避ける
  • 前日までに用意し、目立たない場所に置く

喪服用バッグの選び方

喪服用のバッグは、黒を基調としたシンプルなデザインで、光沢のない素材を選ぶのがマナーです。布製や革製のものがおすすめで、金具の装飾は控えめにします。

バッグのサイズは、お札や数珠、ハンカチなどが収まる程度の大きさのハンドバッグです。また、バッグの中身が整理しやすいよう、ポケットが付いているものを選ぶと良いでしょう。

喪服用バッグの選び方のポイント:

  • 黒を基調としたシンプルなデザイン
  • 光沢のない布製や革製の素材
  • 金具の装飾は控えめ
  • お札や数珠、ハンカチが収まるサイズ
  • ハンドバッグでポケットが付いているもの

七回忌に参列する際は、小物選びにも心を配り、故人を偲ぶ気持ちを大切にすることが重要です。マナーを守りつつ、TPOに合った服装と小物で、礼節を尽くした振る舞いを心がけましょう。

七回忌参列時の心構えとマナー

七回忌に参列する際は、故人への感謝と尊敬の気持ちを込めて、適切なマナーを守ることが大切です。参列者は香典を持参し、焼香の作法に従って故人を偲びます。また会食の場では、節度ある振る舞いを心がけましょう。特別な事情を抱える方々への気遣いも忘れずに。ここでは、七回忌に参列する際の心構えとマナーについて詳しく解説します。

香典の金額の目安

七回忌に際して持参する香典の金額は、1万円〜3万円程度が一般的な目安とされています。ただし故人との関係性や地域性によっても異なるため、参考程度に考えるとよいでしょう。

香典の金額は奇数にするのが慣習で、新札を折らずにそのまま香典袋に入れます。表書きには「御香典」と丁寧に記し、水引は結び切りのものを選びましょう。香典袋の選び方も、礼節を重んじたものであることが大切です。

焼香の作法とマナー

焼香は、故人の冥福を祈るための大切な儀式です。自分の宗派に合った数珠を手に持ち、唱えるお経に合わせて焼香します。焼香の順番は、喪主、遺族、親族の順に行うのが一般的です。

数珠は黒や茶色の、シンプルで品のあるものを選びます。焼香の際は、抹香をつまみ香炉にくべます。そして静かに手を合わせて故人を偲びましょう。焼香を終えたら、軽く一礼をしてその場を離れるのがマナーです。

会食時のマナーと注意点

七回忌の会食の場では、故人を偲びつつ、和やかな雰囲気で親族や関係者との交流を深めます。ただし飲酒は控えめにし、料理の取り分けやおしゃべりも節度を持った振る舞いを心がけましょう。

喪主や遺族に対しては、言葉少なめの会話を心がけ、深い悲しみに浸る様子があればさりげなく気遣います。また会食の席を不用意に立ち去ることは避け、最後まで感謝の意を込めて過ごすのがマナーです。

特別な事情がある方への配慮

七回忌に参列する方の中には、健康面や家庭の事情などで特別な配慮が必要な方もいるでしょう。高齢の方には、席次の工夫やサポートの手を差し伸べるなどの心遣いが大切です。

妊娠中の方は、体調管理を最優先に考え、無理のない範囲での参列が望ましいでしょう。また子連れの参列者には、お子様の待機場所の確保など、きめ細かな対応を心がけましょう。

七回忌は故人を偲ぶ大切な機会です。参列者一人一人が、礼節と感謝の心を忘れずに臨むことが何よりも大切といえるでしょう。故人との思い出に感謝しつつ、魂が安らかに眠れるよう祈りを捧げたいものです。

まとめ

七回忌の服装選びは、故人への感謝と敬意を表すために重要です。基本的に黒や紺を基調としたシンプルで質素な装いを心がけ、華美な装飾は控えめにします。男性はダークスーツに白シャツ、黒のネクタイがふさわしく、女性は黒や紺のワンピースやスーツを選びましょう。また、季節や年齢、TPOに合わせて服装を選ぶことも大切。小物は黒を基調としたシンプルなデザインで、光沢のないものを選びます。香典や数珠、お供え物、喪服用バッグなど、細部までマナーに沿った選び方を心がけ、故人を偲ぶ気持ちを大切にしながら、礼節ある振る舞いを心がけたいものです。



監修 角田(株式会社葬儀のこすもす)

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